株式会社オカムラは、1980年より働き方や働く空間に関する研究機関を設け、調査・研究を続けてきました。デザイン部門と営業部門をtonariでつなぎ、クリエイティビティの活性化を目指します。
課題と実現したこと
- デザイン部門と営業部門の拠点が分かれており、自発的なディスカッションが制限されていた
- tonariで空間をシームレスにつなぐことで、質感や使用感などデザイナーがイメージしていることを直感的に伝えることができるようになった。デザイン・コラボレーションの場づくりに有効
人とのつながりを大切にしながら、働き方の多様化・分散化に適用
tonariによって、社員同士の「感情」も大切にしながら部署間の連携を強化できます。
働く場が多様化する中で、オフィスは毎日行って作業するための場所ではなく、会いたいから行く、合意形成したいから行くなど、コミュニケーションの目的に合わせて訪れる場所としてのニーズが強くなると考えられます。tonariがあると遠く離れた人とも空間を超えてシームレスに「会える」ので、人と会うツールとしてのオフィスの役割を強化できると思います 働き方コンサルティング事業部 多田さん
等身大だから伝わる「つながり」と「ワクワク感」、他部門でも話しやすい環境づくり
オカムラでは、デザイン部門と営業部門のコミュニケーションが課題でした。とくにデザイナーの仕事に不可欠なディスカッションが制限されており、既存のツールでは、デザイナーがイメージしていることを直感的に伝えること困難でした。
初めての体験や新しい挑戦はとてもワクワクします。オンライン会議のように顔だけではなく、全身映っているだけでこんなにもつながりを感じるものなのだと感動しました。そのつながり感や対話のしやすさが、離れた拠点をつなぐ新しい架け橋となってくれることを期待しています。 スペースデザイン1部 川上さん
活発な議論が生まれるスペース設計
赤坂オフィスでは、フロアのオープンスペースで自発的な会話が生まれるようにしました。京橋オフィスは、クローズドな部屋にtonariがあるため、フレキシブルな家具を使い臨機応変に活用できる仕様にしました。

オープンな赤坂オフィス、クローズドな京橋オフィスとも、人が通る導線を考慮し、コーヒーエリア、ライブラリーなどを設置し、社員が自然とtonariの周囲に集まって利用頻度が高まるよう設計しました。
日頃の業務からよりよい仕事、新しいことを生み出していく

オカムラでは、全国にある拠点をラボオフィスとして、さまざまな働き方を実践・検証しています。今回tonariを通して、まずは物理的に離れている部門間でのやりとりを、もっと活発に広げていきたいと考えています。部門間で日頃どういった業務・動きをしているのかを知り、よりよい仕事、新しいことを生み出していきたいです。 働き方コンサルティング事業部長 髙畑さん
株式会社オカムラについて
オカムラは、オフィス、教育・医療・研究・商業施設、物流センターなど、さまざまなシーンにおいて、質の高い製品とサービスを提供しています。あらゆる分野の知識・技術を生かした「総合力」を強みとし、快適な空間創造を目指します。「豊かな発想と確かな品質で、人が活きる環境づくりを通して、社会に貢献する。」をオカムラのミッションとし、企業価値のさらなる向上に努めています。
類似事例
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